墓相式のお墓で、夫婦墓の建立。東彼杵郡波佐見町

長崎県平戸市をはじめ、松浦市、波佐見町など長崎県北部で墓石のお仕事をさせていただいております、中村石材工業の中村です。東彼杵郡波佐見町にて、夫婦墓の建立をお任せいただきましたのでご紹介いたします。

 

東彼杵郡波佐見町　夫婦墓建立

 

2年ほど前に墓相式のお墓の外柵を製作させていただいたお客様から、お墓の建立をご依頼いただきました。お母様が亡くなられて、お墓を建てたいとのことでした。

 

建立前の墓地のようすです。供養塔のお隣に、数年前に亡くなられたお父様のお骨壺が仮納骨されていました。今回建立するお墓にご一緒に納骨するため、お経を上げていただいてご遺骨を一旦取り出しました。

 

工事が始まります。今回の墓地は、車を停めた場所からこのような細い通路を登っていく墓地でした。

 

運搬車に道具を積んで進みます。お客様のお墓はさらに奥です。

 

お墓の入り口に到着しました。入口までは運搬車が入ることができましたが、墓地内には入れないので、道板の上を石を滑らせて運搬しました。

 

納骨袋にお入れして、お墓の真下にお二人のご遺骨を納めさせていただきました。その後、墓石を据えていきます。

 

上台を据えて、目地を入れています。花立等を設置して最後にきれいに拭き上げて、工事完了です。

 

お墓が完成しました。とても広い敷地の、右奥に新しいお墓を建立させていただきました。

 

新しいお墓は夫婦墓です。正面にお二人の仏様のお名前を彫刻して金箔を入れました。お隣の五輪塔よりも高くならないようにすること、棹石の頭の部分に特殊なアール加工をすることなど、いただいたご指定通りに設計しました。台座の大きさや高さも五輪塔にあわせています。

 

また今回は、墓地の隅に物入を設置させていただきました。ほうきやバケツ等のお掃除道具のほか、お線香なども置いておくことができます。ベンチを兼ねているので、お参りで疲れたら腰掛けて休憩していただけます。

 

お客様には「きれいなお墓ができてよかった」と大変喜んでいただけて、最後はご一緒にお写真も撮ってくださいました。実は工事の様子もずっと見守ってくださっていて、お墓が出来上がる様子もお写真に収めながら、ご両親様が「一緒に眠ることができてよかった」ととても感慨深そうにおっしゃっていました。前回の外柵工事に引き続き、墓石建立にあたってまたお声かけいただきまして、本当にありがとうございます。末永くお参りいただけますと幸いです。私どもでお役に立てることでしたら、どうぞまた何なりとお声かけください。