松浦市鷹島町にて、コンパクトでお手入れしやすいお墓を建立しました

長崎県平戸市をはじめ、松浦市、波佐見町など長崎県北部で墓石のお仕事をさせていただいております、中村石材工業の中村です。松浦市鷹島町にて、コンパクトでお手入れしやすいお墓を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!

 

松浦市鷹島町 新規建立 中国黒龍石1791

 

鷹島町にお住まいの方からお墓の建立をご相談いただきました。昨年ご主人様を亡くされた奥様で、今年が初盆になるのでそれまでにはお墓を建てたいとお考えで、ちょうど3月の春のお彼岸の前でしたので、それまでにお墓を建ててほしいとご依頼いただきました。

お墓については、お子様方も他県にお住まいで夫婦だけが入るお墓なので、コンパクトでよいというご希望でした。また、お掃除のときに手が届くように高さを抑えたいこと、お線香立は扉を付けないスッキリした造りにしたいとのことでした。ほかにもご希望を詳しくうかがって図面を作成してご提案し、ご了承いただいて工事に取り掛かりました。

 

工事が始まっています。基礎は、お隣のご親類様のお墓と一緒に以前に作られていましたので、まずはお墓の一番下の地石を据えるところから開始です。一旦仮置きしてから据えます。手前の石に開いている穴は、観音扉をはめ込む部分です。

 

地石を据えたら、その上に扉周りまでを組み上げました。この上に天板(スラブ)を設置し、内部は納骨するスペースで、手前が扉になっています。石の周りにあるベルトは、据えたばかりの地石がずれることがないように、しっかり固定するためのものです。

お墓はコンパクトですが、納骨室横壁の石は十分厚みのある石を使用しています。この上に設置する天板を重量のある一枚石にしたので、より強度を高くするためです。

 

一枚ものの天板を据えて、その上にお墓本体の台石を据えました。一枚ものの天板は、丈夫で仕上がりもとてもきれいです。接着面に耐震ボンドを使用した耐震施工で据えていきます。

 

お墓の据え付けが進みました。台石の上に棹石を設置、お線香立を手前に置きました。あとは花立等を設置して完成です。

 

お線香立の両脇に花立を設置して、上に水入れを置き、完成しました。使用した石は、中国黒龍石1791という青御影石です。ご希望で高さを抑えた、お手入れのしやすい設計です。

彫刻は全て金箔を貼って仕上げました。またご希望で、手前に踏み石を設置しました。石材を工場で加工して、ちょうど良いサイズのものを設置しています。

 

正面の「光」という文字はお客様のご希望です。楷書体で、力強い文字を彫刻しています。家紋を棹石に入れたいというご希望もありましたので、中央上部に入れました。細かい部分も金箔を貼っているので、くっきりと美しく仕上がっています。

花立のお花の彫刻は、ご希望でお隣のご親戚様のお墓にあったものと同じお花を彫りました。扉を付けずに仕上げた線香立は、中央が蝋燭立で、左右が線香立です。その上の水入れは中にステンレスのお皿が入っているので、水場に持って行って丸洗いできるのでお手入れもしやすく便利です。

 

納骨室扉にもご希望で家紋を彫刻しています。扉の中央のかんぬきは右側の扉と一体型になっていて、かんぬきの下の方に取り付けてあるコの字型の「扉留め」が、強風などでも扉が開かないようにするストッパーになっています。下の地石にはめ込む形で設置されていて、納骨などで開閉する際はこの扉留めを外せば簡単に扉を開けられるようになっています。扉が開けやすく破損もしにくいので、よく採用されています。

 

ご納骨のお手伝いもさせていただきました。希望通りのきれいなお墓になったとおっしゃって、「サイズもちょうどいいね」と喜んでいただけました。金箔の仕上がりの良さも気に入っていただけたようです。このたびは、地元鷹島町の石材店である弊社にご相談いただきまして、ありがとうございました。心を込めて施工したお墓の仕上がりを気に入っていただけて、大変うれしく思っております。地元の石材店として、お墓のことで何かお困りの際や、ちょっとしたメンテナンスなど、どんなことでもスピーディにご対応させていただきますので、どうぞ何なりとお気軽にお声かけくださいませ。

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